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アルザス地域圏

 
ヨーロッパのマルチモーダル・プラットフォーム
 アルザスはフランス東北部の地方で、ドイツとスイスに接するなど、EUの二大市場の中心に位置している。同地方は、河川交通のインフラ(ライン川、ヨーロッパにおける第一位の商業河川)や鉄道設備(TGV2路線、東線及びライン・ローヌ線)が整備されているだけでなく、空の便における利便性(2ヶ所の国際空港すなわちユーロエアポート/バーゼル・ミュルーズ空港及びストラスブール空港、さらにチューリッヒやフランクフルトにも近接している)や高速道路網(フランス、スイス、ドイツの各高速道路網)が整備されているなどヨーロッパ市場へのアクセス手段が多種多様である。
 
企業にとってのメリットは?
 地理的な環境に加え、アルザスは次の点で好条件を備えている。
‐外国企業による雇用がフランスにおいて最も高く、その国際化の程度が最も大きい。
‐研究論文や欧州特許の登録においてフランスの地方トップ3にランクインし、イノベーションの潜在的可能性が高い。
‐大学拠点やグランドゼコールのなどの学術面の条件が非常によく、優秀な人材の供給源であり、三カ国(フランス、ドイツ、スイス)共通課程の設置が特徴的である。
‐労働力の大部分がバイリンガル(ドイツ語)であるなど、両国の文化になじみがあり、勤勉なうえ専門性も高い。
 
優れた産業分野
 フランスの地方としては2番目に産業化が進んでおり、伝統分野と最先端技術が融合した幅広い活動が特徴的である。アルザスはその専門クラスターとして主に次の3つの分野がある。
‐アルザス・バイオバレー:バイオテクノロジー、医療技術の技術革新、科学機器製造業www.alsace-biovalley.com
‐未来自動車www.vehiculedufutur.com
‐繊維クラスター:繊維材料、環境素材www.polefibres.fr
 
 その他アルザス地方の優れた産業クラスターとしては以下の分野があり、同地方の専門性を高める役割を担っている。:Alsace Energivie(アルザスエネルジビ:ポジティブ・エネルギーのソリューション)、Pôle Chimie Alsace(アルザス・ケミカル・クラスター)、Iconoval(イコノヴァル:映像)、Rhénatics(レナティクス:情報通信技術)、Rhénaphotonics(レナフォトニクス:光子学/光学)、Pôle Textile Alsace(アルザス・テキスタイル・クラスター)、PMNA(材料)、Aria(アリア:農産物加工)、Prism 3(プリズム3:計測学)、Alsace Vitaeアルザス・ヴィテ:ブドウ畑及び耕作地の保護)、Perenペレン:新エネルギー)、ADM(建築リフォーム)
 
アルザスの国際性
 ヨーロッパの首都であるストラスブールは、フランスにおける第二の外交都市であり、75の国際機関と20以上の欧州機関が設置されている。
アルザス経済の国際化は非常に進んでおり、この地域に拠点をおく外国資本の企業は1200社を数える(Behr(ベーア), Dow(ダウ), Lilly(リリー), Heineken(ハイネケン), Liebherr(リープヘル), Mars(マルス), Novartis(ノヴァルティス), Ricoh(リコー), Sharp(シャープ), Sony(ソニー), Wrigley(リグリー), Wurth(ウルト)等)。
一人当たりの輸出高はフランスの地方としては第1位であり、7パーセントの輸出高を占めている(人口比ではわずか3パーセント)。
 
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